課題曲
■課 題 曲■
エントリーされるクラスの課題曲2曲をエントラント各自でご用意ください。(審査には2曲共に使用します)
プロクラス
アーティスト Roman Simovic, Sir Simon Rattle, Kevin John Edusei, London Symphony Orchestra
アルバム Rózsa: Violin Concerto - Bartók: Violin Concerto No. 2
トラック トラック3:Violin Concerto, Op. 24 (M.Rozsa) III. Allegro vivace
ハイレゾ配信 https://www.qobuz.com/jp-ja/album/rozsa-violin-concerto-bartok-violin-concerto-no-2-roman-simovic-sir-simon-rattle-kevin-john-edusei-london-symphony-orchestra/jl9tyoqbyr8pb
アーティスト Maggie Rogers(マギー・ロジャース)
アルバム Heard It In A Past Life
トラック トラック4:Alaska
ハイレゾ配信 https://www.qobuz.com/jp-ja/album/heard-it-in-a-past-life-maggie-rogers/x2evuyurghzmc
※ディーラープロコース/ユーザープロコース共通の課題曲となります。
エキスパートクラス
アーティスト Kian Soltani - Camerata Salzburg
アルバム キアン・ソルターニ / シューマン
トラック トラック4:チェロ協奏曲 イ短調 作品129 (Robert Schumann) 第3楽章: Sehr lebhaft
ハイレゾ配信 https://www.qobuz.com/jp-ja/album/schumann-kian-soltani-camerata-salzburg/vf94yne3f3dma
アーティスト Jacob Collier(ジェイコブ・コリアー)
アルバム Djesse Vol. 4 (Deluxe)
トラック トラック2:シー・プット・サンシャイン
ハイレゾ配信 https://www.qobuz.com/jp-ja/album/djesse-vol-4-deluxe-jacob-collier/rl8cwbhgcj6vb
※楽曲により録音レベルに差がございますので再生する際にはご注意ください。
アニソンクラス
アーティスト 芸能山城組
アルバム Symphonic Suite AKIRA 2016 ハイパーハイレゾエディション
トラック トラック1:金田 KANEDA
ハイレゾ配信 https://www.qobuz.com/jp-ja/album/symphonic-suite-akira-2016-/jaj7gda0ngwfa
アーティスト 中川 翔子
アルバム ACROSS THE WORLD
トラック トラック1:ACROSS THE WORLD
ハイレゾ配信 https://www.qobuz.com/jp-ja/album/across-the-world-shoko-nakagawa/sjgd153wprcmb
課題曲についてのご注意
・ハイレゾ音源、CD音源に関わらず違法コピーは法律で固く禁じられていますので絶対におやめください。
・配信停止となる場合もございますので、お早めのご購入をお勧めします。
審査員紹介(敬称略)
山之内 正(やまのうち ただし)
大学在学時よりコントラバスの演奏を始め、今でも市民オーケストラで演奏会にも出演。年に数回はオペラ鑑賞などの為、海外を訪れる。その知識はオーディオ装置の評論などにも確実に反映されています。
小原 由夫(おばら よしお)
オーディオビジュアル専門誌の執筆活動を始め、カーオーディオコンテストでも的確な審査・アドバイスがユーザーから好評を得ています。最近では『ジェフ・ポーカロの(ほぼ)全仕事 レビュー&奏法解説でグルーヴの秘密を探る』の執筆も行っています。2025年より当コンテストの審査員長を務めて頂きます。
炭山 アキラ(すみやま あきら)
オーディオアクセサリーの執筆を始め、自らオリジナルでスピーカーボックスを自作するなど、スピーカーユニットをメーカー問わず数多く触れ、見て、聞いており、ユニットに対するノウハウも多く持っています。
土方 久明(ひじかた ひさあき)
主に音元出版系媒体で活躍中のオーディオ評論家。ネットワークオーディオとPCオーディオに精通する新世代の評論家であり、様々なオーディオ誌にハイレゾ関連の執筆を行いながら、最近はオーディオ製品を取り扱う大手輸入商社でもハイレゾについて講義を行うなど、活発に活動中。
飯田 有抄(いいだ ありさ)
クラシック音楽ファシリテーター。音楽専門雑誌、オーディオ雑誌、書籍、CD、コンサートプログラム、ウェブマガジンなどの執筆・翻訳のほか、音楽イベントでの司会、演奏、プレトーク、セミナー講師の仕事に従事。公益財団法人福田靖子賞基金理事。東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学院修士課程修了。Macquarie University(シドニー)通訳翻訳修士課程修了。
栗原 祥光(くりはら よしみつ)
通信機器メーカーでエンジニアとして従事した後、ステレオサウンドに入社。長年に渡りステレオサウンド誌の新製品コーナーを担当する。その後、KADOKAWAへ転職し情報誌を担当。現在はフリーランスのライターおよびカメラマンとして、年100台前後の自動車取材を行っている。自宅システムについてはステレオサウンド230号に詳報がある。
峯岸 良行(みねぎし よしゆき)
prime sound studio form所属エンジニアとして活動、ミックスエンジニアとして多くのアーティストの作品に携わる。またイマーシブサウンドテクノロジーをいち早く取り入れ、映画や舞台の 3Dサウンドを制作してきた。近年はミキシングの経験を生かし、音楽スタジオの音響や音響機器の調整も行う。名古屋芸術大学非常勤講師 。
生形 三郎(うぶかた さぶろう)
音大卒の若手オーディオ評論家。オーディオ専門誌各誌での執筆活動の他に、作曲や録音エンジニア業も営むなど、「演奏=録音=再生」の実践に基づく評論活動を展開。スピーカー設計も手掛け、自作4way マルチをリファレンスに据えるなど、システム構築にも広い見識をお持ちです。洗足学園音楽大学音楽・音響デザインコース講師。
課題曲の聴きどころ
後日掲載
評価項目(審査項目の解説)
・オーバーオール
音質の総合的な評価。トーンバランス、情報量、ダイナミックレンジ、フォーカス、サウンドステージなどのオーディオ的な指標のほか、音の立ち上がり、前方への飛び出し、透明感も考慮される。これらの項目で不足な点があると、審査時の第一印象ならびにトータルの印象に悪影響を及ぼすので、コンテストにおいて重要な項目となる。
・帯域バランス
低音、中音、高音の音量と質感のバランス。量と質感をともに均一に出すことで、制作者やアーティストが本来求めている演奏が表現できる。低域が多いと迫力は増すが意図とは外れてしまうし、反対に足りないと痩せ細ったサウンドになりやすい。高域が多いと一瞬解像感は上がるものの耳障りなサウンドになりやすい。帯域バランスは楽曲の印象やアコースティック楽器の質感、ボーカルの質感さえも大きく変えてしまうので原音に重要な項目となる。
高音
シンバル、バイオリン、ピッコロ
中音
ピアノ、声、テナーサックス、スネア、タム、バリトン、ビオラ、
チェロ、
低音
ピアノ、バスドラム、ベース、
・空間表現力
目の前に展開する空間の拡がりの項目。サウンドステージとも表記される。上下の高さ、左右の広さ、オーケストラのサウンドステージであれば立体感の表現も求めたい。理想はダッシュボードと平行に歪みなく表現することで、左右の広がりが雄大で高さも求めたい。左右片側だけが広かっていたり、奥行き表現が不足している場合は点数が低くなる。目の前に広がる雄大なサウンドステージを目指したい。
・音像の明瞭度
主にボーカル定位と明瞭さの項目。まずはボーカルの音像を明瞭に出したい。さらに高い声と低い声で音像の位置がブレないことも大切だ。またバックミュージックに対して明瞭に前に飛び出るのか?それとも奥に引っ込むのかいわゆる前後の定位も問われる。口元の大きさは原音に対しての忠実な表現を求められる。さらに歌い手の個性を損なわないように忠実な声質を表現させたい。
・定位の正確性
主にセンター定位するボーカルの音像やクラシックのオーケストラ等で中心部に定位する楽器について“位置を確認する”項目。審査用紙に記載された、センターコンソール軸上付近に定位させることが望ましい。また、特にボーカルについては、バックミュージックに対して、前に飛び出る/奥に引っ込む、いわゆる前後方向の定位も確認される。
・過渡応答性
過渡特性やトランジェントとも呼ばれ、時間的な応答特性を指す。信号の波形がなまると立ち上がりと立ち下がりが不明瞭になり、音色にも影響を及ぼす。歪みや位相の乱れが主な原因だが、アンプの信号処理だけでなくスピーカーでも発生し、広い帯域にわたって音質劣化の原因になりやすいため、オーディオシステム全体で優れた特性を確保することが求められる。音楽再生では楽器や声の発音、アタックを明瞭に再現できているかどうかで判断できるが、不要共振の発生などの要因で音の減衰が乱れると連続する音符の前後の分離が悪化し、リズムの切れが悪くなり、テンポ感も伝わりにくくなる。抜けの良さや反応の良さを引き出す上で重要な指標の一つである。
・ダイナミックレンジ
大きい音と小さい音の差の表現。一般的に音楽は静かに表現される時は音量が低くなり盛り上がる時に大きくなる。特にクラシックではピアニシモとフォルテシモの聴感上の音量差がダイナミックレンジを評価する大きな尺度となる。原音に対して忠実かつ抑揚表現豊かに表現させたいがオーバーすぎる表現にならないように注意したい。小音量時には明瞭で、大音量時に歪みなく聞こえると印象が良くなる。
・情景感(帯域バランスに代わるアニソンコース専用項目)
アニソンは元になるアニメと一体不可分だ、という考えから、その楽曲が流れたシーンの情景が浮かぶような再現性がどれくらい得られているかを評価する。キャラソンでは、そのキャラクターが活躍しているシーンや人格、表情が浮かぶように躾けられていれば、高得点を見込むことができるだろう。審査員も、エントラントの皆さんの思い入れに負けないよう、課題曲のアニメをじっくり見込んでから、審査へ望む所存である。
解説:土方久明
情景感のみ解説:炭山アキラ



審査員担当コース
・ディーラープロコース担当(2名審査)
山之内先生(トライムコース兼任)
小原先生(ユーザープロSコース兼任)
・ユーザープロコース担当
小原先生(ユーザープロSコース担当)
土方先生(ユーザープロAコース、ユーザープロBコース担当)
峯岸先生(ユーザープロCコース、ユーザープロCコース担当)
・エキスパートクラス担当
栗原先生(佐藤商事コース担当、フェリースソニードコース担当)
飯田先生(ジャンラインコース担当)
生形先生(エムズラインコース担当)
山之内先生(トライムコース担当)
・アニソンコース担当
炭山アキラ先生(アニソンA、Bコース担当)
審査時の注意事項
・審査時の車内の録画・撮影は禁止です。ドライブレコーダーやレーダー探知機等の電源は必ずOFFにしておいてください。
・審査終了後の審査員コメントの録音は可能ですが、審査員や審査用紙の録画・撮影は禁止です。
・審査員は正確な審査を行うために、一定台数おきに採点確認を行い、採点を見直しています。
・審査中(課題曲の変更時を含む)は、アナログのボリューム調整以外の目的で車内に乗り込む事はできません。
また如何なる理由があっても審査中は調整メモリー等の変更はできません。